Outlook がフリーズしたりする場合の原因について、Microsoftはいくつかの可能性を提示しています。今まではどうもなかったのにこうした状況が起きるようになった…ようですから、そのうちの可能性のありそうな対処を列記しておきます。
1)WindowsとOfficeの最新の更新プログラムをインストールする
基本、自動的にダウンロードされるはずですが、Outlookの[ファイル][Officeアカウント]の「更新オプション」から「今すぐ更新」が選択できます。
2)Officeプログラムを修復する
コントロールパネルの「プログラムと機能」からOfficeを選択し「変更」から修復できます。
3)Outlookデータファイルを修復する
Outlookを終了して、受信トレイ修復ツールを実行します。Officeをインストールすると、受信トレイ修復ツール(scanspst exe)もインストールされているようです。バージョンによって多少異なりますが、Program Files(x86)のMicrosoft Officeの中の「root」の下にOffice〇の場所にあるようです。
4)新しいユーザープロファイルを作成する
コントロールパネルの「ユーザーアカウント」の「メール」から、
「プロファイルの表示」を選択します。「追加」からプロファイル名を入力して、メールアドレスやパスワードを入力します。プロファイルが作成されたら、「プロファイルの表示」ダイアログで「使用するプロファイルを選択する」を選択。Outlookを再起動して、新しいプロファイルを選んでください。
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おまけ(以下、別情報ですが、確認していただく価値はあるかもしれません。)
通常、パソコンが処理を行うには、CPUを使って処理をしますが、当然CPUが仕事をし過ぎると、動作が重くなってしまいます。そこで、ゲームや動画の処理をする場合は、GPUというグラフィック処理を行う装置が使われます。GPUを使う事で、CPUを使い過ぎないように…というところなのでしょうが、多くのパソコンでこのGPUの性能は決して良くありません。CPUを使えばすぐに処理ができるような事を、GPUで処理すると時間がかかってしまいます。
Outlookはデフォルトで「ハードウェアグラフィックアクセラレター」が有効になっています(少し前の情報です)。これもCPUの負荷を軽くする目的なのですが、グラフィックボードの性能が低い場合などはフリーズする原因となるようで、無効化することで対処できる場合があるようです。
Outlook の[ファイル]から[オプション]を選択します。「詳細設定」「表示」の「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」のチェックボックスをオンにします。但し、当方のOutlookで試しましたところ、この項目がありませんでした。調べてみたところ、バージョンなどによりこの項目が「ある」ものと「ない」ものとがあるようです。お手元のOutlookにこの項目があれば、お試しください。尚Office仲間の「Word」にはありませんでしたが「Excel」ではこの項目を確認することができました。Excelの設定で「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」で、エクセルが不具合を起こさないか、これでOutlookの現象が回避できるかお試しいただくのもアリかも知れません
などが試す値打ちのある情報でしょうか。