2022年07月18日

アクションで繰り返し作業を半自動化

Photoshopでは、一連の作業ステップを記憶させて、自動的に実行させることができます。

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Photoshopで、作業を実行する画像を開いておきます。[アクション]パネルを開きます。

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メニューから[新規アクション]を選択します。

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アクション名を指定します。後から見て内容がわかるような名前にしておくと良いでしょう。[記録]ボタンを押すと、操作の記録が始まります。自動化しておきたい手順をそのまま実行していきます。

今回は開いた写真を[イメージ]メニューから[モード]を[CMYKカラー]に変更して、上書き保存するという手順を実行しました。

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手順を実行し終わると、アクションパネルの■ボタンを押して、記録を終了します。
これで定まったステップを記録することができましたので、このアクションを再生させると、いつでもこの手順を繰り返してくれます。

今回は、画像をCMYKモードに変換するアクションですが、複数ファイルについて実行することが多いので、一気に複数ファイルに対して実行できる方法もあわせて確認しておきます。

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操作対象とするファイルをあらかじめすべて開いておきます。
[ファイル][自動処理][バッチ]を選択します。

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アクションに実行したいアクションを選択。ソースでは[フォルダー][読み込み][開いたファイル][bridge]などから選択することができます。

「フォルダー」で、指定したフォルダー内のファイルを処理することができます。「読み込み」では、デジカメ、スキャナー、PDFなどの画像を処理することができます。「開いたファイル」にしておくと、すべての開いているファイルを処理します。「bridge」ではAdobe Bridgeで選択されたファイルを処理することもできます。

今回は「開いたファイル」してOKしました。Photoshopで開いていたすべての画像が、すぐにCMYKモードに変更されて、同じファイル名で上書き保存されます。

何度も同じ作業を繰り返しているといった時には、大変威力を発揮してくれます。

posted by らぼ at 21:31| Comment(10) | フォトショップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月17日

不要なものを消す

写真に映りこんだ不要なものを消したい…というのはよくあるご希望なのですが、写真のようなラスター画像(ピクセルの集まりで画像を表現するような形式)では、そのピクセルを消去すると、元のカラーに置き換わってしまい、写真に穴が開く(笑)ことになってしまいます。消した箇所が周囲と違和感のない画像で補完しなければならないところが難しいところです。

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赤い旗を消したい場合、まず範囲選択するところから始まります。このままただ消去すると

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背景色が表示され、そこだけ穴が開いたような画像になってしまいます。

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方法その1 初心者コースです。[編集][塗りつぶし]から

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「コンテンツに応じる」を選択すると

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その周囲の状況に応じた画像が補完されます。完璧じゃん!って思いますが、あくまで周囲の状況が再現されているだけですので、状況によればこんなにうまくはいきません。

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方法その2 [コピースタンプツール]を使う方法もあります。

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「コピースタンプツール」をクリックして、補完したい画像の場所でAltを押しながらクリックします。赤い旗の左下に「的」のような感じの(笑)マウスポインタが見えていると思いますが、このあたりの状況が再現されればよいな…というところを指定します。

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消去したい画像の上でクリックすると、Altを押しながら指定した個所の画像が再現されます。一気に再現すると、違和感が生じますので

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少しずつ作業を繰り返し、違和感なく画像の一部を消すことができます。コンテンツに応じた塗りつぶしとは異なり、自分の手加減で調整することが可能です。

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方法その3 [パッチツール]を利用する方法もあります。

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消すために範囲選択した個所にマウスポインタを移動させて

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ドラッグで再現させたい画像の部分へ移動させます。コピースタンプツールのように、少しずつ組み合わせることなく、自分で指定した個所を再現するという感じでしょうか。

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方法その4 [スポット修復ブラシツール]

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オプションで「コンテンツに応じる」にしておくと

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ただドラッグするだけで、自動的に周囲と馴染むような画像が再現されます。但し、今回のような面積の広い部分には不向きかもしれません。電線を消したい…といったような場合には威力を発揮しそうです。

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いずれにしても、結局は違和感なく馴染むような箇所の画像を補完することで、消去したい対象を消すということになります。

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旗の部分を消すと、紐まで消えてしまいましたので、紐の他の箇所を[コピースタンプツール]で補ってみました。

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赤い旗を違和感なく消すには、それなりの工夫が要るということでしょうか。

posted by らぼ at 17:54| Comment(0) | フォトショップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月09日

範囲選択 一つ上のテクニック

何をするにも、まずは対象を範囲選択するところから始まるのですが、いくつ範囲選択のツールを知っていても、なかなか思うように範囲を指定することができないものです。そういう時に…。

Photoshopでツールを選択すると、オプションバーに様々なオプションが表示されます。

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[範囲選択]関連ツールを選択すると、ツールによってデザインは異なりますが、4種類のオプションがあります。「新規選択」「選択範囲に追加」「現在の選択範囲から一部削除」「現在の選択範囲との共通範囲」。

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「新規選択」では

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画像上を新たに範囲選択することができます。既存の選択範囲があったとしても、新たに選択した範囲が有効になります。

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[選択範囲に追加]では、

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既存の選択範囲に加えて

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更に範囲選択した部分も範囲に追加されます。

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例えば「赤」い箇所だけを指定して選択しても、許容率の数値によっては、選択したいと思っていた部分を取り残すことがありますが、

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許容値を変更して範囲選択し直さなくても、[選択範囲に追加]で、範囲に入らなかった部分の「赤」を指定することで、

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考えていた「赤」の部分を範囲選択することができます。

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「現在の選択範囲から一部削除」であれば

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既存の範囲選択から、指定した部分だけが除外され、範囲が狭まります。

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最初に「緑」の箇所を選択しても、許容値が大きすぎると、範囲選択に含めたくない部分まで選択されてしまうことがあります。

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そうした時には「現在の選択範囲から一部削除」で、余分が範囲を指定することができます。ここでは除外の際に「多角形選択ツール」を使っており、途中で選択ツールを変更することも可能です。
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最初の選択範囲から、不必要な箇所が除外できますので、

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最終的に必要な範囲だけを残すことができます。


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「現在の選択範囲との共通範囲」では

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既存の選択範囲と、新たに選択した範囲が重なる部分だけが、範囲として残ります。

とりあえず範囲選択はしたものの、選択範囲が移動できたら良いのにとか、もう少し範囲を右に広げたいとか、思うこともあります。

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範囲選択後に[選択範囲][選択範囲を変形]を選ぶと

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選択範囲にバウンディングボックスが表示され、

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これを使って範囲を指定方向に広げたり(狭めたり)、回転させたり、移動したりすることができます。

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色々に選択範囲を変形した後で、オプションバーの「〇」をクリックすれば最終状態の選択範囲が決定されます。「×」をクリックすれば、加えた変更はすべて残らず最初の選択範囲のままになります。

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いったん選択した範囲は[選択範囲][選択範囲を変更]すれば、範囲選択した境界線部分だけを選択するとか、四方に選択範囲を広げたり逆に狭めたりするような変更も可能になります。

[拡張]を使うと

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何ピクセル拡張するかを尋ねてくるので、広げる度合いを指定することができます。

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例えば、赤い部分だけを選択できたと思っていても

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微妙に周囲の赤い箇所を取り切れていない場合があります。(範囲選択した部分を黒くしてみました)

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こういう時に多少範囲を拡張することで、赤い部分を残さずにすべて選択してしまうことができます。

つまり…、範囲選択のコツは、画像によって適切な範囲選択ツールを選ぶことに加えて、一度で範囲選択を成功させようと思わず、範囲を追加したり、除外したり、拡張したり、移動したり…して、範囲指定を完成されるところにあるかと思います。

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最後に、officeを使い慣れているとつい勘違いしてしまいますが、選択した範囲を解除する場合、別場所をクリックするなどの作業では効きません。必ず[選択範囲][選択を解除]の命令が必要ですが、こちらはぜひショートカットキーのCtrl+Dで解除するのがおススメです。

posted by らぼ at 18:14| Comment(0) | フォトショップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする