2017年03月31日

フォントサイズを大きくすると、突然行間が開くのはなぜですか

エクセルではセル内のデータのフォントサイズに合わせて、行高が広がりますが、フォントサイズに応じて適宜広がって行きます。ところが、ワードの場合は突然行高が不必要に広くなってしまう気がするのですが、なぜですか?というご質問。また、そうならないように、つまりフォントサイズに応じた行間になるようにするにはどうすれば良いのでしょうか?というご質問です。

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まず、一番通常の状態です。ワード2010では「MS明朝」「10.5ポイント」が基本となっています。上図のような通常の行間で配置されます。

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実は、[ページ設定]を開いてみると分かるのですが、通常の状態ではA4用紙に「36行」配置されていますから、余白値を差し引いて行数で割ることによって、行送りが「18pt」になっているわけです。

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これらの数値の意味を理解しておきましょう。まず文字サイズは「10.5ポイント」になっています。行送りというのは(ここでは)文字の下端から下端までを言います。(上端から上端まで と言っても、中央から中央まで と言っても結局は同じです。)この文字の下端から下端までが「18ポイント」になっている。つまり、余白部分は「7.5ポイント」に相当しているわけです。

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フォントサイズを「12ポイント」に上げても、これは同じです。文字が「12ポイント」、行送りが「18ポイント」、余白は「6ポイント」分空いていることになります。

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フォントサイズが「14ポイント」になると、突然行間が開きます。計算上は「14ポイント」の文字に対して「4ポイント」の余白を残して、「18ポイント」の行送りが実現できるのですが、フォントにはその上下に多少の空間が必要なようで、この「4ポイント」の余白では文字を配置できなくなるようなのです。この「18ポイント」の行送りで表示させる「グリッド線」に文字を合わせる設定になっているために、「18ポイント」で足りないといきなり「36ポイント」になってしまうのです。

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グリッド線を表示させてみると良く分かると思いますが、グリッド線が2本分使われている、すなわち「36ポイント」分が確保されてしまいますので、突然行が開いてしまうわけです。

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では、どうすればそのように無駄に大きく開かないようにするのか?というと、[段落]ダイアログボックス内にある「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」というチェックボックスのちぇえくを外してしまいます。グリッド線は「18ポイント」ごとに引かれるけれど、文字は「グリッド線」の制約を受けないという設定です。

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14ポイントでも開きすぎずに配置することができます。

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このチェックが外れていれば、グリッド線の行送りに関係なく、それぞれのフォントサイズに応じた行間が確保されるようになります。
posted by らぼ at 20:58| Comment(0) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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