2017年07月05日

前面(背面)命令が2種類あるのは、どう違うのですか

ワードには、図形(画像)に関する命令について。

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ワードには[前面(背面)へ移動]と[文字列の折り返し]の中に[前面(背面)]の命令があります。エクセルには、後者の「文字列の折り返し」命令は存在しません。ワードにある「前面(背面)」は両者とも同じ意味なのでしょうか?というご質問をいただきました。確かに言葉が「前面(背面)」と同じものが使われているので、ややこしいですね。

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例えば、ワードに「あああああああ」といった文字列と、四角形・丸の図形を挿入しました。挿入した図形は、文字列の上に覆いかぶさるように配置されます。複数図形はその挿入順に、上に上にとかぶせて配置されますから、最初に入れた四角形が下で、その上に丸が重なっています。

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例えば丸に対して[背面へ移動]の命令を出すと、挿入順に従って丸の方が上に重ねられていたにも関わらず、四角形の下に丸が配置されるよう変更することができます。[前面へ移動][背面へ移動]の命令は、複数図形の互いの位置関係を変更する命令です。

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それに対して[文字列の折り返し]の中から選べる[背面]の命令を出すと、図形自体が、文字列よりも下に配置され、覆いかぶさる事で見えなくなっていた文字列が全部表示されるようになります。上図は、四角形・丸共に[背面]に変更しましたので、「ああああああ」の文字は隠れる事無く、すべて見えるようになりました。

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上図のような面がワード文書にはあると理解すると、分かりやすいかも知れません。「文字の面」と称しているのが、通常のワード画面です。図形(画像)を挿入した場合、基本的には必ず「文字の面」ではなく「前面」に挿入されますから、必ず文字は覆いかぶされます。[前面へ移動][背面へ移動]命令は、この「前面」の中で互いの順序を入れ替えます。それに対して、[文字列の折り返し]命令から選択する[背面]は、上図のように「文字の面」より下に「背面」が存在し、そこに図形を動かす命令だと理解できます。「背面」上にあっても、互いの位置関係は[前面へ移動][背面へ移動]命令によって入れ替える事はできますが、「文字の面」より背後にある事だけは変わりません。エクセルにはこのような「文字の面」というものが存在せず、すべてがワークシートになっていますので、[文字列の折り返し]命令が存在しません。
posted by らぼ at 18:35| Comment(0) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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