エクセルのセルに、ドロップダウンリストボックスが出るようにして、リストの選択肢から項目を入力することができるようにしました…。
までは、良かったのですが、リストボックスが必ず下方から表示され、スクロールでリストを上に上がらないと、上の項目が選択できないので、大変不便で困っているという方がおられました。
例えば、家計簿のような表を作成する際、項目を手入力のままにしておくと、その時の気分によって「食費」「食料品」「外食」など、都度、異なる項目名で入力してしまいがちです。人が見る範疇では、費目項目が何になっていても、理解できるので良いのですが、この表を元に「食費合計」を自動計算させようとした場合、「食費」と「食料品」「外食」の合算にならず、「食費」だけしか合計されません(意図して、そうしたい場合は、これで良いと思います。)
そうした入力のばらつきをなくすのに、ご相談者のやり方が大変便利です。例えば、支出項目に上図のような項目を考えているとします。空欄が作ってあるのは、後から費目項目を増やしたい…と思った為です。
リスト表示させたいセルを範囲選択し、
[データ]タブから[データの入力規則]を選択します。
もし、サブメニューが表示されてしまいましたら、更にその中の[データの入力規則]を選択します。
最初は「設定」タブの「入力値の種類」が「すべての値」になっているので、これを「リスト」に変更してください。「元の値」のテキストボックスに、ワークシート上にリストの内容を入力した個所があれば、その範囲をドラッグすることで指定出来ます。そうした個所が準備されていない場合は、「元の値」のところに半角のカンマで区切りながらデータを入力します。
これで、該当範囲のセルをアクティブにすると、右端にドロップダウンリストアローが表示されます。
アローをクリックして、ドロップダウンリストを表示させることができます。
本題はここから…です。リストが表示されるまでは良いのですが、選択肢の数が多いと、右端にスクロールバーが表示されて、指定した項目の下部から表示されます。上部の項目を選択するためには、一旦リストをスクロールして、上の項目を表示させなければならないので、大変不便で、困っておられるようです。
元の値に指定した選択肢リストをもう一度見てみると、下部の方に空欄が幾つかあります。これは後で項目を増やしたいと思った時のために、いくつか余裕を作っておいたものですが、この空欄が原因のようです。
そこで、空欄を止めて、「---」など、邪魔にならない任意の文字列を入力しておきます。上図の例では「---」を入力しました。ここで入力した文字は、実際のリストに表示されますので、何でも良いと言いながら、リスト内で奇異に映らないようなデータにしておくことが良いでしょう。
選択肢からスペースを外すと、ドロップダウンリストボックスは必ず上位の選択肢から並んでいる状態で開いてくるようになりました。
ありがとうございました。
解決して良かったです!
小さい事なのですが、積み重ねはストレスになりますよね。
こちらの記事で無事可決致しました。
ありがとうございます。