ワードでは、作業の一番最初に「ページ設定」を定める必要があります。特に用紙サイズや余白値、印刷の向きなどは、最初に定めておいます。後で変更した場合、文書のレイアウトが崩れてしまいます。
用紙は、「A4」「縦置き」がデフォルトになっています。このページ設定で文書を作成し、
後になって、「いやB5サイズにしよう」と変更した場合。[サイズ]ボタンから、異なるサイズの用紙を選択し直すことはできますが、
その場合、中のオブジェクトが用紙サイズに合わせて拡大/縮小されるわけではありませんので、特に用紙サイズを小さくした場合、紙からはみ出してしまう部分というのが出て来ます。そこで、再度オブジェクトのサイズや位置を選び直さなければならないので、二度手間になってしまいます。それが、最初に「ページ設定」を定めなければならない理由です。
ただ、A4サイズの文書が必要で、A4で作成したのち、B5サイズの文書も必要だという場合があります。その場合、再度作成し直さなくても、印刷時に縮小することは可能です。

印刷命令を出す場合、選択されているプリンター名の下あたりに「プリンターのプロパティ」という項目があります。これをクリックして、プリンタドライバの画面を開くことができます。
プリンタのプロパティウィンドウは、お使いになっているプリンタのメーカー名、型番によって、異なるウィンドウが開きますので、それぞれのウィンドウ内で探していただかなければなりません。上図はEpson社のPM-A820という型番のプリンターです。
「ページ設定」タブに、「レイアウト」という項目があります。「用紙サイズ」と「出力用紙」の2つがあり、通常「用紙サイズ」はワード側の「ページ設定」で定めた用紙の「サイズ」が示され、「出力用紙」は「用紙サイズと同じ」になっています。つまり、A4で作成している場合「用紙サイズ」はA4、「出力用紙」は用紙サイズと同じA4という事になります。
この「出力用紙」のところで、縮小したいA5サイズを選択してください。縮小印刷が可能です。