最後のワードに関するご質問が、文字を後から入力した時、突然ある行が均等割付でもしたかのように、文字が離れてしまう…というトラブルです。これも、ワードの仕様と深くかかわった現象です。
前の記事で使ったワードの文章中に、後から適当なURLを入れてみました。(今日のニュースの「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本新会長が自民党離党の意向を固めた」という記事のURLを引っ張りました。)3行目の文字間が微妙に開いてしまっているのが分かると思います。
これは、Wordに「英単語の途中で改行する」ことを禁止する設定が有効になっているため、後から挿入したURLを行の途中で改行することができなくて、丸ごと次行に送られてしまったために起こりました。
更に、Wordでは普段意識をしておられないと思いますが、通常の文字は「左揃え」になっているのではなく、「両端揃え」という機能が働いているのです(これがWordのデフォルトです)。URLの綴りが次行に送られたため、前の行の末尾には空きができたのですが、この文字数の少ない行が「両端揃え」になっていて、文字がばらけてしまったのです。
この行に「左揃え」の命令を出すことで、行末の空きがそのまま表示され、文字がばらけることは無くなります。但し、URLは途中で改行できないため、次行に送られています。
こちらもデフォルトの設定を「英単語の途中で改行する」にチェックを入れて、途中改行が可能になるようにすれば上のように収まります。(英単語の途中で改行するの設定個所は、段落ダイアログボックス内の「体裁」タブです。)
今回出くわされた状況では、何が働いて文字が次行に送られてしまったのかは、分かりませんが、その目で文章を見ていただくと、原因が見つかるのではないでしょうか。
因みに「両端揃え」という機能がデフォルトになっているのは、偏にWordが英語を基本とする国で開発された事によると、当方は考えています。英文の場合、単語の途中で行が分かれては読みにくいので、単語ごと次行に送られると、文章の行末がガタガタにずれてしまいます。それを防いでいるのが「両端揃え」です。日本語の場合は不要なのかも知れません。

