イラストレーターにもバージョンがあり、新しいバージョンのファイルを旧いバージョンのイラストレーターで開くと、様々な不備が出てくる場合があります。特に、Illustrator2020以降では、ファイルの保存オプションに「Illustrator2020」のバージョン形式が追加され、
Illustrator2020形式で保存されたaiファイルを、旧いバージョンのイラストレーターで開こうとすると
「データの一部が失われる場合があります」などとアラートが表示されます。このままOKすると
ファイルは無事に開いたのですが、(画像はイラストACサイトより、ともひろさんのものをお借りしました)
オブジェクトを選択しようとしても、個別にバウンディングボックスが表示されず、画面全体が選択されたような状態になり、個々のオブジェクトを編集することができません。
こういう場合は、新しいバージョンのイラストレーターで該当ファイルを開き、旧バージョンの形式で保存し直して、問題なく開くことができるようになります。ただし、これには新バージョンのイラストレーターを所有している事が必須になります。そうでなければ、制作者に依頼して旧バージョン形式のファイルにしてもらう必要があります。
そうした時、
全体にバウンディングボックスを表示させておいて、[オブジェクト][クリッピングマスク][解除]を選択します。クリッピングマスクが複数回かけられており、何度もクリッピングマスクを解除しなければならない場合もあります。グループ化されている場合は、グループ化解除する場合もあります。
マスクに使用した長方形なども画面には残るので、こちらも削除します。複数個ある場合があります。
結果、個別のオブジェクトにバウンディングボックスを表示させ、ファイルの編集を続行することができるようになりました。
、私達年寄りには理解できませんね。でも初歩的な質問でも今後もよろしくお願いたします。
そろそろ冷えてきました。秋も早足で駆け抜けてしまいそうです。くれぐれもコロナをはじめ、風邪などひかれませんように。
当ブログは、「易しい」も「難しい」もなく、「出くわした問題を何とか切り抜けて行きましょう!」というスタンスです。お役に立てることがありましたら、声をかけてください。