2021年01月12日

図形の色変更を、エクセルのデフォルトとしたい

前の記事はワードの設定を変更する事で、同様の事をエクセルでもする場合ですが、Wordの「normal.dotm」に当たるような便利なテンプレートがエクセルにはありません。ないわけではないのですが、該当のテンプレートを書き換えてみても、相変わらずエクセルの新規作成の画面では、図形は青色で描かれてしまいました。そこで…

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エクセルを起動して、前々記事を参考に、描いた図形を任意の色に変更して「既定の図形に設定」、同様に線を任意の色に変更して「既定の線に設定」しておきます。更に、この時に描いた図形はすべて削除し、他の設定も余分な事をしていない初期値の状態にしておきます。

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このファイルを保存しますが、保存時にファイルの種類を「Excelテンプレート(*.xltx)」にしておきます。自動的にドキュメントの「Officeのカスタムテンプレート」という場所に誘導されるはずですので、ファイルの名前を任意につけて保存してください。ここでは「Book.xltx」として保存しています。

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エクセルを起動した時、「その他のテンプレート」と言う個所をクリックし

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「個人用」と言う個所をクリックすると、自分で保存したテンプレートが見えてきます。

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必要に応じて、右下の「押しピン」マークをクリックすると、上部の一覧の中に常に停めておくことができます。頻繁にテンプレートを作るわけでは無いので、ピン留めしなくても、別段困るわけでは無いと思います。該当のテンプレートをクリックして起動すると

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そこで挿入した図形は、全て最初から「黒の輪郭線で、白に塗りつぶされ」ているはずです。

まぁややこしいことを言わないでも、保存したテンプレートを好きな場所に置いて、それをダブルクリックしてエクセルを起動するようにすれば、図形の初期値を変更することは可能です。

posted by らぼ at 18:12| Comment(1) | エクセル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月07日

別シートにあるデータ同士の合計を求める

別シートに存在するデータの合計同士を足し合わせたいと思ったのに、足し算ができない…というご相談を伺いました。ダミーのデータを用意してみました。

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Sheet1に、データがあり

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更にSheet2にもデータがある状況です。

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これらのデータの合計をSheet3に計算させるという想定にしてみます。

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おっしゃるように勿論足し算で良いのですが、ここは最初からSUM関数にしてみます。答を求めるSheet3の該当箇所をアクティブセルにして、

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オートSUMボタンを押します。

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今回の状況では、Sheet3に何もデータが無いので、SUMの式は表示されますが、引数としてはどこも提示できない状態で、引数の括弧の中にカーソルだけが表示されています。もしも状況に応じて、ここに計算しようと思っているわけではないデータ範囲が示されていても、正しい引数範囲を今から指定しますから、そのままやり方は同じです。

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まずSheet1に切り替えて、データ範囲をドラッグします。SUM関数の引数として、「Sheet1!A1:A7」と言った風に表示されます。ここで「!」はシート名とセル参照を区切るマークですので「Sheet1シートのA1〜A7」といった風に表示されている事になります。

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次にSheet2に切り替えた後、Ctrlキーを押しながら再びデータ範囲をドラッグします。Ctrlキーは複数のデータ範囲を指定する場合に使うキー操作です。先ほどの「Sheet1!A1:A7」と並んで「Sheet2!C1:C6」の情報が、カンマで区切られて引数となります。

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最後はEnterキーで良いでしょう。Sheet3のセルには、2つのシートにまたがるそれぞれのデータ範囲の総合計が示されます。

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勿論おっしゃるように足し算で計算しても構いません。まずはSheet1の範囲を合計するSUM関数を作ります。続けて数式バーで「+」を打ち後半のSheet2の範囲を合計するSUM関数を作るだけです。この時、後半のSUM関数は、普段のオートSUMボタンでは作れません。通常「名前ボックス」と呼んでいる、数式バーの左端にマウスを持って行くと、それだけでここに関数名が表示されてきます。今回は、先立って作っていたのがSUM関数ですので、既にSUMと表示されていますからそのままクリックすれば、SUM関数の引数を指定するダイアログボックスが開いてくれますので、Sheet2の範囲をドラッグしてください。もしも別の関数名が名前ボックスに表示されている場合は、右端の▼をクリックする事で、関数のリストを表示させることができますから、SUM関数を探してクリックしてください。
posted by らぼ at 17:19| Comment(1) | エクセル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月02日

セルに長文を見易く収める

Office共有機能で、エクセルの各セルに参加者それぞれから長文を入力してもらう場合、レイアウトをどのように整えておけばよいのだろうか…と言うご相談をいただきました。書き入れる者によって、文字位置が揃わなかったり、画面内に表示しきれず、隣接セルに溢れたり…してしまうのを、一律きれいに見えるようにしたいとの趣旨です。

まず、参加者の方達には、書式は自分で整えないでも良い旨を伝えておくと良いと思います。揃った書式で見せたいわけなので、ファイル保有者が同じ書式で整えるのが一番です。

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長文という事なので、見易い程度に、該当列の列幅を広げておきます。列番号の右境界線をドラッグすれば簡単に列幅を広げることができます。

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該当のコメントを入力する劣を範囲選択して(人数に限りがあるのであれば、該当セルだけでよいでしょう)

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[セルの書式設定][配置]タブの「文字の制御」で「折り返して全体を表示する」にチェックを入れておいてください。

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これだけで、文字入力をすれば、広げた列幅の中で文字がキチンと折り返され、入力文字数に合わせて、必要なだけ行高が広がってくれます。

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但し、その場で入力をするだけでなく、別場所で入力しておいた文字をコピペした場合には、行高は自動で広がってくれません。

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必要な範囲の行を選択して、行番号の下境界線位置で、ダブルクリックしてください。

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入力されている文字量に合わせて、必要な行高が確保できます。

posted by らぼ at 10:53| Comment(0) | エクセル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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