前の記事はワードの設定を変更する事で、同様の事をエクセルでもする場合ですが、Wordの「normal.dotm」に当たるような便利なテンプレートがエクセルにはありません。ないわけではないのですが、該当のテンプレートを書き換えてみても、相変わらずエクセルの新規作成の画面では、図形は青色で描かれてしまいました。そこで…
エクセルを起動して、前々記事を参考に、描いた図形を任意の色に変更して「既定の図形に設定」、同様に線を任意の色に変更して「既定の線に設定」しておきます。更に、この時に描いた図形はすべて削除し、他の設定も余分な事をしていない初期値の状態にしておきます。
このファイルを保存しますが、保存時にファイルの種類を「Excelテンプレート(*.xltx)」にしておきます。自動的にドキュメントの「Officeのカスタムテンプレート」という場所に誘導されるはずですので、ファイルの名前を任意につけて保存してください。ここでは「Book.xltx」として保存しています。
エクセルを起動した時、「その他のテンプレート」と言う個所をクリックし
「個人用」と言う個所をクリックすると、自分で保存したテンプレートが見えてきます。
必要に応じて、右下の「押しピン」マークをクリックすると、上部の一覧の中に常に停めておくことができます。頻繁にテンプレートを作るわけでは無いので、ピン留めしなくても、別段困るわけでは無いと思います。該当のテンプレートをクリックして起動すると
そこで挿入した図形は、全て最初から「黒の輪郭線で、白に塗りつぶされ」ているはずです。
まぁややこしいことを言わないでも、保存したテンプレートを好きな場所に置いて、それをダブルクリックしてエクセルを起動するようにすれば、図形の初期値を変更することは可能です。