ワードの画面を保存せずに閉じようとすると「このファイルの変更内容を保存しますか?」と尋ねてくれます。元々のご質問は「これって[保存しない]で終わってもいいんですよね?」というものでした。[保存]を選んでも、どこに保存されているのかわからないし…。
まず、ご質問の[保存しない]を選択していただいても、まったく問題はありません。要するに、閉じようとしているワード画面の情報が、引き続き後で必要なのか?必要でないのか?に合わせて、[保存][保存しない]を自由に選択すればよいだけの話です。ですが、もしも保存する必要があるのなら、いきなり「×」でワードを閉じようとする前に、自分で[ファイル][名前を付けて保存]を選択する方が良いかとは思います。「×」を押したときに、保存の要不要を尋ねてくれるのは、言わば「うっかり」保存を忘れた時の保険くらいの感じで良いかな…と(笑)思います。
その次に[保存]を選んでもどこに保存されているのかわからないから…というのが、保存しない理由のようなのですが、
「保存しますか?」と尋ねてくる画面には「場所」の情報が表示されており、これが初期値ではOneDriveになっているのです。「ドキュメント」と表記されていたりするので、パソコン内の「ドキュメント」を探すものの、保存したはずのファイルが見つからない…ということだろうと思いますが、これはあくまで「OneDrive」内の「ドキュメント」です。
OneDriveとは、Microsoftが提供するオンラインストレージ(インターネット上でファイルを共有するサービス)で、基本無料で5GBの容量が使えます。Microsoft365を使っている場合は自動的に1TBの容量が与えられます。
「保存しますか?」に「保存」で答えてから
OneDriveを起動してみてください。どこにあるかわからない…という場合は、スタートボタンから「O」の項目を探せば、OneDriveにアクセスすることができます。
私のOneDriveの中ですが、保存されているファイルやフォルダーの名前を消しましたが、「ドキュメント」という場所があるのがわかると思います。
ここを開いてみれば、先ほどの「保存」と答えた時のファイルが保存されています。決してローカルなドキュメントの場所ではありませんので、インターネットにつながっていて、ご自分のアカウントでログインしていなければ当然見えては来ません。
個人的にはOneDriveを結構ファイルの保存場所として利用していますが、それは馴染みがない…という方もおられるかと思います。先述の「変更内容を保存しますか?」のウィンドウで「場所を選択」という個所の▼をクリックすれば、OneDrive以外のローカルな場所を選択して保存することも可能です。最初はOneDriveのドキュメントが「既定」になっています。
ここで、OneDriveなんて(笑)使わないから、毎回変えるのは面倒…という場合は、設定を変更して、既定の保存場所を変えることができます。
[ファイル][オプション]を開き、「保存」を選択すると、「規定でコンピューターに保存する」というチェックボックスがありますから、このチェックをオンにしてください。その下に「既定のローカルファイルの保存場所」が表示されており、最初はローカルな「ドキュメント」になっていると思います。参照ボタンから任意の場所に変更も可能です。変更後、OKを押して設定を有効にしてください。ワードは再起動しないと、設定は有効になりません。
今回は「デスクトップ」を既定の場所にしてみました。ファイルを保存せずに「×」で閉じてみると、最初から「デスクトップ」が選ばれた状態で「保存しますか?」と尋ねてきます。もちろん、自力で「名前を付けて保存」の作業をしていれば、これは表示されません。エクセルであっても基本は同様です。