2021年04月15日

旧バージョンで保存すると、ワードアートのデザインが壊れる

随分前に、ご質問をいただいた内容と同じ質問を伺いました。ワードで、テキストボックスの背景色を「塗りつぶしなし」にしているのに、他の色のオブジェクトに重ねて配置すると、画面上では問題なくきれいに見えるのに、印刷すると、テキストボックスの部分の背景部分が、微妙に異なる色に印刷される…というものです。

テキストボックスの背景色が二重に異なる色で印刷される」 3年くらい前のご質問で、当ブログに回答を載せています。この時の解決法は「ワード文書を一旦word97-2003文書の旧い形式で保存し直してから、印刷する」というものでした。

今回も、テキストボックスの透過したはずの背景、画像の背景を「透明色を指定」の機能を使って、透明にしたはずの背景などが、色が二重になって印刷されてしまった…とのことで、前の回答のように、旧バージョンファイルにして印刷していただきました。問題の背景色部分はきれいになったのですが、今度は挿入していたワードアートのデザインが壊れてしまった…というトラブルが発生。ワードアートは旧バージョンと新バージョンとで、非常に機能が変更されたものですから、互換性がありません。

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新バージョンのワード上に、任意のデザインで作成した「ワードアート」を配置しました。

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このファイルを「Word97-2003文書」の形式で保存したところ、

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ワードアートのデザインが飛んでしまった…というものです。互換性が無いのですから、ある意味仕方がないという事になります。

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そこで、新バージョンのファイルの状態の段階で、作成したワードアートを選択して「コピー」した後、[貼り付け]の v ボタンから「図」として貼り付けるオプションを選択してもらいました。

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こちらが「図」として貼り付けたワードアート。本来のワードアートは削除してしまいます。良く見ると、多少粗いのが分かりますが、このままいきます(笑)。

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先ほどと同様、Word97-2003文書の形式で保存してみましたが、あくまで「図」になってしまっているので、ワードアートのデザインは最低限保たれています。まぁ、窮余の策です。当然、このように作成した「図」は後から文字の編集は効きません。

今回は、透過したはずの背景の色が微妙に二重になって困っている…という方の画面を、何とか作成時のデザインのまま印刷していただきたいという事で、手間暇をかけていただきました。Microsoftさん、解決していただければ有難いです。
posted by らぼ at 18:54| Comment(0) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月25日

表のコピーができない

ワードで作成した表がコピーできない…という事で、状況を伺いました。

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ワードで表を作成した後、

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列幅を縮めて、表が小さくできたので、右側にもう一つ同じ表を配置しようとして、コピーをしたけれど、コピーができません…という事でした。
先ず最初に、確認しておきたいのは、ワードの表は、紙幅いっぱいを全部使ってしまう…という事です。一番最初の図で分かるように、表挿入をした場合、紙幅いっぱいの表になります。この表の列幅を縮めて、右側に空間ができたとしても、この部分には基本文字を配置することはできません。つまり、表を配置することはできません。
「文字列の折り返し機能」というのが表にもありますので、これをオンにすると、表の右側の領域にも文字を入力することができるようになりますが、お勧めしません。こうすると、文字入力具合によって、表位置がその都度動く…といったような状況が生まれ、表が扱いにくくなります。

では、表を右側にコピーするには…ということで、方法は複数あると思います。1.段組み設定にする 2.1つの表の中に2つの表を作成する
3.テキストボックスの利用 1つずつ説明していきます。

1.段組み設定にする

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表を右ではなく下にコピーして

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2つの表を範囲選択したら、

200225hyou5.gif

[レイアウト]タブの[段組み]で2段に設定してください。

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表を横に並べることができます。

2.1つの表の中に2つの表を作成する

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表の右側に3列挿入します。3列目の列幅は狭くて構いません。4列目は1列目と同じ幅、5列目は2列目と同じ幅にします。

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3列目はセル結合してしまい、上の線と下の線を「罫線なし」に変更します。

200225hyou9.gif

表の内容をコピーし、グリッド線を非表示にすると、2つの表が並んでいるように見えます。

3.テキストボックスの利用

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最後は、テキストボックスの利用です。表の右側の領域にテキストボックスを描きます。

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テキストボックス内部に表をコピペして、

200225hyou12.gif

テキストボックスを「塗りつぶしなし」「線なし」にします。

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テキストボックスの位置を調節し、テキストボックスの選択を解除すると、単に表が2つ並んでいるように見えます。


posted by らぼ at 21:22| Comment(1) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月19日

文字が均等割り付けのように離れてしまう

最後のワードに関するご質問が、文字を後から入力した時、突然ある行が均等割付でもしたかのように、文字が離れてしまう…というトラブルです。これも、ワードの仕様と深くかかわった現象です。

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前の記事で使ったワードの文章中に、後から適当なURLを入れてみました。(今日のニュースの「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本新会長が自民党離党の意向を固めた」という記事のURLを引っ張りました。)3行目の文字間が微妙に開いてしまっているのが分かると思います。

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これは、Wordに「英単語の途中で改行する」ことを禁止する設定が有効になっているため、後から挿入したURLを行の途中で改行することができなくて、丸ごと次行に送られてしまったために起こりました。

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更に、Wordでは普段意識をしておられないと思いますが、通常の文字は「左揃え」になっているのではなく、「両端揃え」という機能が働いているのです(これがWordのデフォルトです)。URLの綴りが次行に送られたため、前の行の末尾には空きができたのですが、この文字数の少ない行が「両端揃え」になっていて、文字がばらけてしまったのです。

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この行に「左揃え」の命令を出すことで、行末の空きがそのまま表示され、文字がばらけることは無くなります。但し、URLは途中で改行できないため、次行に送られています。

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こちらもデフォルトの設定を「英単語の途中で改行する」にチェックを入れて、途中改行が可能になるようにすれば上のように収まります。(英単語の途中で改行するの設定個所は、段落ダイアログボックス内の「体裁」タブです。)

今回出くわされた状況では、何が働いて文字が次行に送られてしまったのかは、分かりませんが、その目で文章を見ていただくと、原因が見つかるのではないでしょうか。

因みに「両端揃え」という機能がデフォルトになっているのは、偏にWordが英語を基本とする国で開発された事によると、当方は考えています。英文の場合、単語の途中で行が分かれては読みにくいので、単語ごと次行に送られると、文章の行末がガタガタにずれてしまいます。それを防いでいるのが「両端揃え」です。日本語の場合は不要なのかも知れません。
posted by らぼ at 18:42| Comment(0) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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