2017年07月28日

wps officeをインストールしたらワードのアイコンが変わってしまった

以前のKINGSOFT Officeは、今WPS Officeに名を変えています。中国の金山軟件有限公司が販売しているもので、Microsoft社のOfficeと完全な互換性があるとうたい、Officeであるにも関わらずかなり安い値段設定になっています。そのため「Officeが入っています」と言って販売されているパソコンにプレインストールされているものがかなりあります。

そのWPS Officeをインストールしてしまったら、ワードやエクセルのファイルアイコンがすべて、変更されてしまった…そうです。勿論、WPS Officeをアンインストールすれば、すべて元に戻ります。が、温存したままで、従来のMicrosoft Office製品のファイルを元に戻したいというもの。

170728kingsoft1.gif

Wordに相当するのは「WPS Writer」という名ですが、保存命令を出すと上図のように形式を選択することができるようになっています。本来のWPS Writerのファイルは拡張子が「.wps」ですが、Microsoft社のOfficeとの完全互換をうたっているため、「.doc」や「.docx」などの拡張子を指定する事もできるようになっています。

170728kingsoft2.gif

そのため、作成したdocxファイルは、従来のMicrosoft社のアイコンとは異なるものになります。新たに作成したファイルのデザインが異なるのは良いのですが、これまでMicrosoft Wordで作成したすべてのファイルのアイコンデザインが変わってしまいます。

170728kingsoft3.gif

勿論、このファイルをダブルクリックすると、WPS Writerが立ち上がります。これを従来のWordに戻すには、ファイル上で右クリックし[プログラムから開く]で「別のプログラムを選択」を選びます。[プログラムから開く]からすぐ「Microsoft Word」を選択することはできますが、それでは今回のファイルを開くのにワードを使用するという命令を出すだけで、すべてのファイルに適用はされません。

170728kingsoft4.gif

「このファイルを開く方法を選んでください」と出て来るので「Microsoft Word」を選択し、「常にこのアプリを使って.docxファイルを開く」にチェックをつけてOKしてください。ワードを使用する設定にはできるのですが、アイコンデザインは変更されませんでした。

170728kingsoft5.gif

プログラムの「WPS Office」から「詳細設定」を選択すると

170728kingsoft6.gif

「詳細」を選択することができ、

170728kingsoft7.gif

「以下のチェックボックスをオンにすると、各ファイルをWPS Officeに関連付けます。」という項目があって、すべてチェックが入っています。そのために、docxファイルがWPS Officeに関連付けられてしまっているようです。

170728kingsoft8.gif

チェックを外して、WPS Officeのデザインではなくなりましたが、Microsoft本来のデザインアイコンに戻りません。仕方なく、コントロールパネルの中の「プログラム」から「既定のプログラム」「あるファイルの種類を特定のプログラムでオープン」を選択。

170728kingsoft9.gif

拡張子「.docx」や「.doc」を選んで[プログラムの変更]ボタンから、再度「Microsoft Word」を選択する事で、

170728kingsoft.gif

アイコンデザインもすべて戻りました。なんとも人騒がせなソフトです。

posted by らぼ at 21:27| Comment(0) | Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

起動時いきなり入力画面にできませんか

オフィス2010までは、起動時にすぐ入力画面に入ったのですが、2013以降最初にスタート画面が表示されるようになりました。

170724start1.gif

左側の「最近使ったファイル」からは、既存のファイルを開いて続ける仕事が、右側からはテンプレートなどの利用も含め新規の仕事ができるようになっています。が、2010以前では表示されなかった画面で毎回面倒なのでスキップできませんか?というご質問です。

170724start2.gif

私はスタート画面から「ESC」キーで入力画面に切り替えますので、毎回スタート画面が表示される事が、さほど苦では無かったのですが、

170724start3.gif

ご希望でしたら、[ファイル]から[オプション]を選択してください。

170724start4.gif

「基本設定」の項目の最下部に「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックボックスがあります。通常はここにチェックが付いていますので、クリックして外してください。次から起動時にスタート画面をスキップすると思います。
posted by らぼ at 23:58| Comment(0) | Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

Office2013をOffice2016にアップグレードしたい

Office2013をお持ちの方から、2016にアップグレードしたいのですけれど?というご相談。最近のOfficeは、以前と少し状況が異なっています。以前は新しいOfficeが発売されるときには、「通常版」と「アップグレード版」の2種が発売され、アップグレード版は通常版に比べると1〜2万円安く購入することができました。ところが、今はこのアップグレード版の販売は廃止されています。ですから、2016にアップグレードしたいとなると、新たなライセンスを購入しなければならなくなっています。

実は、アップグレード版が廃止されたのは、Office2013からなのですが、この時はまだ一定期間内にOffice2010を購入したユーザーは無償で2013にアップグレードできるというキャンペーンがありました。Office2016に関しては、このようなキャンペーンも実施されていません。

今、パソコンにプレインストールされているOfficeはOffice premiumと称している製品で、これは永続的に新しいバージョンにアップグレードして最新版を使う権利を持っている製品です。Office2013 premiumのユーザーは、マイアカウントページにアクセスすれば「再インストール」という形で2016にアップグレードすることができます。が、このOffice premiiumはマシンにプレインストールされているという形態でのみ売られていて、店頭でOffice premiumのディスク版を購入したりすることはできません。店頭で購入できるのは、あくまでOffice2016固定の商品になります。

Officeにはもう一つ、Office365という販売形態があります。これは月額利用料金を支払う事で、払い続けていく限り新しいバージョンのOfficeを使うことができますが、支払いを止めると使う権利もなくなります。更にこのOffice365は、一旦購入するとインストールできるデバイス数が最大15台可能になります。これまでのパッケージ型が2台まで(しかも同一人が使うことが前提)だったのに比べ大きく異なります。

ですからOffice2013を所有している方が、Office2016を購入するには、上述のOffice2016を購入するか、またはOffice365を購入するかどちらかの選択になります。
posted by らぼ at 20:51| Comment(0) | Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。