Firefoxを使っているユーザーから、サイト閲覧中に「BackSpace」キーで[戻る]作業ができないのだけれど…というご質問。
BackSpaceキーを使って、1つ前の画面に戻る操作は、私も愛用していたのですが、前から誤操作を引き起こす場合があることが指摘されて来ました。フォームなどに入力している途中、誤字を消そうとして「BackSpace」を押したつもりなのに、うっかり1つ前の画面に戻ってしまい、フォームの入力をすべて1からやり直しになってしまう事がある…というものです。
そのため、2016年に先ずGoogleChromeがこの機能を廃止しました。続いてSafari、更にEdgeが続き、実は「BackSpace」キーが有効だったのはFirefoxに限られていたのです。そして、ついに「Firefox 87」の正式版のリリースで、この機能が無効化されました。つまり、メジャーブラウザの全てからこの機能が無くなったという事になります。
普段からこのキー操作を使っていた者は、殆ど無意識に近く「BackSpace」で戻っていましたから、「エ?」という場面が結構多くあります。代替のショートカットキーは「Alt+←」キーです。但し、このキー操作両手が必要になるので、正直「BackSpace」に慣れ切った者からは少し不便です。
今回は、使い慣れた「BackSpace」キーでの[戻る]操作を有効にする方法です。
まずChromeから。公式版の拡張機能「Go Back With Backspace」をインストールすることで、可能になります。Chromeのウェブストアに行って、Go BackWith Backspace を検索してください。
右上のボタンから[設定]に入り、[拡張機能]からうぇうストアを開くことができます。
右上のボタンから[設定]に入り、[拡張機能]からうぇうストアを開くことができます。
Chromeのウェブストアから「Go Back With Backspace」を「chromeに追加」するだけです。
Edgeの場合、同僚い右肩の「…」から[拡張機能]を選びます。Chromeウェブストアで「Go Back With Backspace」を検索し、Chromeの場合と同様に「Go Back With Backspace」を追加します。
但し「他のストアからの拡張機能を許可する」をクリックし
「許可」ボタンをクリックしてください。
「Chrome に追加」ボタンを押すことで、Edgeにこの機能を追加する事ができます。
Edgeなのに「chromeに追加」ってなぜ?と思いますよね。2020年1月から提供されているMicrosoft Edgeは、その核に当たるエンジンが新しいものに代わっており、これがChromeと極めて近い内部構造になっている…とかで、Chrome用に提供されている拡張機能が利用可能になっているという事らしいです。
最後に、ご質問者のFirefoxの場合は、他のブラウザのようにこの機能が無くなったわけではなく、デフォルトでオフになっているだけですので、機能をオンにする事で、「BackSpace」キーが使えるようになります。アドレスバーに「about:config」と入れてEnterキーを押します。
警告メッセージが表示されますので「危険性を承知の上で使用する」をクリックします。
さらに「すべて表示」をクリックししないと、情報が見えて来ません。要するに、firefox自体が動かなくなってしまうような場合があるので、ここから先は自己責任です…という警告です。よろしくお願いいたします。
検索バーで「browser.backspace_action」を検索してください。
見つかったら、ダブルクリックで値を「0」に変更してください。これでBackSpaceキーで[戻る]事ができるようになります。