家庭用のプリンターはカラーが基本になっていて、ただ印刷命令を出すとカラー印刷になります。このご時世、今さら白黒では、文書もインパクトが無いという事でしょうか。ただし、実際に多くの枚数を印刷するとなると、なかなかカラーで配布というのは、予算の関係で難しいところがあり、結局最後は白黒コピーで配るという事になりがちです。また、試し印刷などをする場合、一々カラーで印刷するとインクが勿体無いという事で、白黒印刷にとどめる場合も少なくありません。
そこで、今回のご質問は、印刷の基本設定を「白黒」にして、カラー印刷をしたい時だけ、カラーを選ぶという風にできませんか?というご質問です。
ワードを例にとりますと、
印刷の画面で、選択している「プリンターのプロパティ」をクリックします。
これで、プリンタの設定画面に入れます。当方はEpsonのプリンターを使用していますが、他社のプリンターでも大きくは違わないと思います。プリント設定の中に「カラー」という項目がありますので、
これを「カラー」から「グレースケール」に変更すると、文書はカラーで作成していても白黒印刷ができます。ただ、これでは次の機会に印刷する場合も、また同じ手順を踏んで「カラー」から「グレースケール」に変更しなければなりません。
根本的に「グレースケール」に変更するには、[スタート]ボタンから[設定]を選びます(Windows10の場合)。
「設定」ウィンドウで「デバイス」を選択します。
「プリンターとスキャナー」の項目を選び
目的としているプリンター名をクリックして、[管理]を選択します。
プリンターの管理画面から「印刷設定」を選びます。
プリンタードライバーの設定画面が開きますので、「カラー」から「グレースケール」に変更してOKしてください。
「なんだ、ワードから入った画面と一緒じゃない」と思われました? あくまでワードの印刷画面から入ると、ワードのその時の印刷設定しか変更できませんが、Windows の設定画面から入ると、根本的な設定を変更することができます。次回からは、ワードを使っていてもエクセルを使っていても、印刷の設定は基本「白黒」になっているはずです。
旧いWindows をお使いのケースでは、コントロールパネルを開き、「デバイスとプリンターの表示」を開き、目的のプリンターで右クリックし「印刷」設定を開いてください。