
スライドショー中、画面の端にマウスポインタを持って行くと、「次」のスライドに進めたり「前」のスライドに戻したりするボタンがあり、それを利用することは良く知られています。

またスライドショーの画面で右クリックすると、[スライドへジャンプ]というメニューがあり、これを利用すると目的にスライドを表示させることもできます。
但し、「次」のボタンなどを使うと、直前、直後のスライドは良いとしても、2枚前とか3枚後といった場合、何度もクリックしなくてはならなくて、格好が良いわけではありません。上記のショートカットメニューを表示させる方法も、すべて聴衆から見える操作ですから、スマートとは言えません。何とか「スマートに」目的スライドを表示させる方法がありませんか?というご質問です。
幾つか考えられると思います。まず「次」や「前」の矢印アイコンを利用するのであれば、「Enter」や「BackSpace」のキー操作の方がスマートです。また、ショートカットメニューを表示させてスライドを選択するのであれば、スライド番号を入力して「Enter」キーを押すキー操作がスマートです。

表紙スライドを見せていても「3」「Enter」と押せば

瞬時に「3」枚目のスライドを表示させることができます。あらかじめ、スライドの番号などを控えたメモを準備しておけば完璧でしょう。
あるいは、もう一つ「開発者ツール」を使う方法もあります。パソコンが複数の出力画面を持っているか、もしくはプロジェクターなどに繋がっていないと、表示させることができませんので、残念ながら画面ショットが取れませんでしたが、

[スライドショー]タブの「モニター」グループで「開発者ツールを使用する」にチェックボックスを入れます。

勿論、プロジェクターにつないで、[windows ]キー+[P]で表示される「映す」で「拡張」が選択されている必要があります。(上図はWindows10での画面です)
「表示先」には全画面表示させる方の出力先を指定しておくと、聴衆に見せる方は「スライドショー」画面、発表者の手元のパソコンには「開発者ツール」画面を表示させることができ、手元ではスライドタブやノートペインを確認する事などができるようになります。