2017年12月10日

パワーポイントの発表中に任意のスライドに戻る

プレゼンテーションでの定番は「パワーポイント」のスライドショーです。プレゼンテーションの最中、もしくは終了後に、質問を受ける場合があります。その際、例えば「2枚前のスライドですが」とか「最初から2〜3枚目のスライドにあった箇所ですが」などという質問を受けると、該当のスライドを表示させて質問に答えるのが親切だと思います。

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スライドショー中、画面の端にマウスポインタを持って行くと、「次」のスライドに進めたり「前」のスライドに戻したりするボタンがあり、それを利用することは良く知られています。

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またスライドショーの画面で右クリックすると、[スライドへジャンプ]というメニューがあり、これを利用すると目的にスライドを表示させることもできます。

但し、「次」のボタンなどを使うと、直前、直後のスライドは良いとしても、2枚前とか3枚後といった場合、何度もクリックしなくてはならなくて、格好が良いわけではありません。上記のショートカットメニューを表示させる方法も、すべて聴衆から見える操作ですから、スマートとは言えません。何とか「スマートに」目的スライドを表示させる方法がありませんか?というご質問です。

幾つか考えられると思います。まず「次」や「前」の矢印アイコンを利用するのであれば、「Enter」や「BackSpace」のキー操作の方がスマートです。また、ショートカットメニューを表示させてスライドを選択するのであれば、スライド番号を入力して「Enter」キーを押すキー操作がスマートです。

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表紙スライドを見せていても「3」「Enter」と押せば

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瞬時に「3」枚目のスライドを表示させることができます。あらかじめ、スライドの番号などを控えたメモを準備しておけば完璧でしょう。

あるいは、もう一つ「開発者ツール」を使う方法もあります。パソコンが複数の出力画面を持っているか、もしくはプロジェクターなどに繋がっていないと、表示させることができませんので、残念ながら画面ショットが取れませんでしたが、

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[スライドショー]タブの「モニター」グループで「開発者ツールを使用する」にチェックボックスを入れます。

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勿論、プロジェクターにつないで、[windows ]キー+[P]で表示される「映す」で「拡張」が選択されている必要があります。(上図はWindows10での画面です)

「表示先」には全画面表示させる方の出力先を指定しておくと、聴衆に見せる方は「スライドショー」画面、発表者の手元のパソコンには「開発者ツール」画面を表示させることができ、手元ではスライドタブやノートペインを確認する事などができるようになります。
posted by らぼ at 11:13| Comment(0) | パワーポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

スライド一覧を消してしまいました

パワーポイントの画面は

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通常、左側に「スライド一覧」右側に「スライドペイン」が表示されています。この左側の「スライド一覧」を右上の「×」をクリックすると、

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「スライド一覧」が閉じてしまいます。このスライド一覧表示を元に戻したいというご質問です。

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[表示]タブに切り替えると「プレゼンテーションの表示」グループの「標準」が選択されているはずですが、この「標準」ボタンを再度クリックしてください。

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元のペインに戻るはずです。
posted by らぼ at 20:52| Comment(0) | パワーポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

スライドを縦にして、途中に横スライドを加えたい

パワーポイントは、普通プレゼンテーションを行うために利用します。

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プレゼンテーションに使うパソコンのモニターは基本的に横長ですから、パワーポイントで作成するスライドは基本が横置きになっています。ですが、どうしても縦置きのスライドにしたい…という場合はありますので、

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そういう時には、[デザイン]タブの[スライドの向き]から「縦」を選びます。

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スライドは縦置きにすることができます。但し、こうして縦置きにすると

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当たり前ですが、2枚目以降のスライドも縦置きになり、途中に横向きスライドを入れることはできません。ワードの場合、縦置きのファイル中に横置きページを入れるには「セクション区切り」なるものを利用して可能になるのですが、パワーポイントに搭載されている「セクション」では、スライドの途中でスライドの向きを変更することはできません。

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どうしても、途中で横置きのスライドを挟みたい場合は、前のスライド中のオブジェクトにハイパーリンクを設定します。あらかじめ横置きのパワーポイントファイルを作成して保存しておきます。

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設定するのはテキストボックスであっても構いませんし、図などであっても構いません。縦置きに設定しているファイルの該当箇所に挿入されている何らかのオブジェクトを選択して

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[挿入]タブから[ハイパーリンク]を選択します。

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「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが開きますので、「ファイル、webページ」を指定し、横置きのプレゼンテーションファイルを指定します。

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プレゼンテーション実行中に、該当箇所に来るとハイパーリンクを挿入したオブジェクトをクリックします。

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「セキュリティに関する通知」が表示されたりしますが、続行する事で

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横置きのスライドを挟むことができます。当然縦置きに戻りたい場合は、この横置きのファイル中に、縦置きのファイルに戻るハイパーリンクを設定しておきます。
posted by らぼ at 20:41| Comment(0) | パワーポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする