2022年06月20日

文字の下の余白をなくす

イラストレーターで文字ツールを使うと、使用するフォントによって差はあるようですが、テキスト下に余白ができてしまい、この余白を詰めることができない…といったことに出くわします。そのため、オブジェクトに合わせて「上下中央」に配置しても、下の余白も含めたオブジェクトが中央に配置されるため、文字として見ると中央でなく偏って見えるといったことで、頭を悩ませることがあります。この不必要な(笑)、下余白の削除方法です。

220619font1.gif

文字ツールを使って文字を配置すると、周囲のバウンディングボックスは、実際の文字のサイズよりも、大きくなります。特に文字の基線より下の余白が広くとられる感があります。この余白を取ろうとして、縮小をかけると、フォント自体が小さくなってしまいます。

220619font2.gif

アートボード上でも気に成らないわけではありませんが、特にアートボードのギリギリ端に配置したような場合、枠がはみ出してしまうような場合もあります。印刷物には特に影響しないのですが、

220619font3.gif

アートボード上のオブジェクトをすべて選択して

220619font4.gif

1つの画像として[書き出し]などをした場合

220619font5.gif

文字の下のこの微妙な空間も合わせて書き出されることになり、寸法が狂ってしまって、またサイズを変更するといったようなことが必要になる場合もあります。

この文字の下余白を削除するには、文字をアウトライン化することでも可能ですが、そうすると文字としての性質を失くことになり、後で対処に困る場合があります。アウトラインをかけずに、下の余白を削除するには

220619font6.gif

まず「プレビュー境界を使用」する設定に変更します。[整列]パネルのオプションメニューから「プレビュー境界を使用」にチェックを入れます。整列の際、パスを基準とするのでなく、見た目で揃える…といった機能です。

220619font7.gif

文字を選択して[アピアランス]パネルを使い、

220619font8.gif

[新規効果を追加]ボタンから[パス][オブジェクトのアウトライン]効果を適用します。
220619font9.gif

文字の下についていた余白がなくなります。

220619font10.gif

書き出した場合も、余分な領域がついてきません。

posted by らぼ at 16:39| Comment(2) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月12日

文字の属性をコピーする

イラストレーターで、別の文字に設定してある文字の属性をコピーして、同じ色やフォントにしようとする場合は[スポイト]ツールが有効です。

220612spoit1.gif

適用先のテキストフレームを選択し、

220612spoit2.gif

[スポイト]ツールをクリックし、

220612spoit3.gif

スポイト型になったマウスポインタで、属性のコピー元のテキスト上でクリックすると、

220612spoit4.gif

フォントの「塗りの色」や「線の色」ばかりでなく、「フォント」や「フォントサイズ」まで吸い上げて同じにすることができます。

220612spoit5.gif

ところが、コピー元のテキストフレームが、単に「塗り」や「線」の色が設定されているだけでなく、[アピアランス]を使って塗りや線の効果を複数設定しているような場合、

220612spoit6.gif

[スポイト]ツールで、うまく色等を吸い上げられないことがあります。適用先のテキストフレームが透明になってしまったのは、

220612spoit7.gif

コピー元のテキストのベースが「塗り」も「線」も「なし」の状態で、

220612spoit8.gif

塗りや線をアピアランスで設定したためです。

220612spoit2.gif

こんな風に、アピアランスがコピーできない場合は、[スポイト]ツールをダブルクリックし

220612spoit9.gif

「スポイトツールオプション」ウィンドウを表示させてください。

220612spoit10.gif

ここで「スポイトの抽出」と「スポイトの適用」の「アピアランス」項目のチェックをオンにします。

220612spoit11.gif

こうしておけば、[スポイト]ツールで、すべての属性を吸い上げて適用させることができます。


posted by らぼ at 20:30| Comment(0) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月06日

新しいバージョンのファイルが開かない

イラストレーターにもバージョンがあり、新しいバージョンのファイルを旧いバージョンのイラストレーターで開くと、様々な不備が出てくる場合があります。特に、Illustrator2020以降では、ファイルの保存オプションに「Illustrator2020」のバージョン形式が追加され、

201106illustrator1.gif

Illustrator2020形式で保存されたaiファイルを、旧いバージョンのイラストレーターで開こうとすると

201106illustrator2.gif

「データの一部が失われる場合があります」などとアラートが表示されます。このままOKすると

201106illustrator3.gif

ファイルは無事に開いたのですが、(画像はイラストACサイトより、ともひろさんのものをお借りしました)

201106illustrator4.gif

オブジェクトを選択しようとしても、個別にバウンディングボックスが表示されず、画面全体が選択されたような状態になり、個々のオブジェクトを編集することができません。

こういう場合は、新しいバージョンのイラストレーターで該当ファイルを開き、旧バージョンの形式で保存し直して、問題なく開くことができるようになります。ただし、これには新バージョンのイラストレーターを所有している事が必須になります。そうでなければ、制作者に依頼して旧バージョン形式のファイルにしてもらう必要があります。

そうした時、

201106illustrator5.gif

全体にバウンディングボックスを表示させておいて、[オブジェクト][クリッピングマスク][解除]を選択します。クリッピングマスクが複数回かけられており、何度もクリッピングマスクを解除しなければならない場合もあります。グループ化されている場合は、グループ化解除する場合もあります。

201106illustrator7.gif

マスクに使用した長方形なども画面には残るので、こちらも削除します。複数個ある場合があります。

201106illustrator6.gif

結果、個別のオブジェクトにバウンディングボックスを表示させ、ファイルの編集を続行することができるようになりました。




posted by らぼ at 21:01| Comment(4) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする