2020年02月09日

アートボードからはみ出した部分を印刷する

イラストレーターは、基本1枚ものしか作れないソフトです。但し、アートボードを利用する事で、ページ物を扱うかのような仕事が可能になります。アートボードは、印刷可能または書き出し可能なアートワークを含む領域を表すもので、サイズに応じてドキュメントあたり1〜1000個のアートボードを使用する事ができます。

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アートボードパネルを表示させておくことで、アートボードを管理する事ができます。

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メニューから[新規アートボード]を選択すると、赤枠で囲まれたアートボードがもう1つ出現します。現在のアートボードと同じサイズになっています。

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最初からアートボードを作成して、そこにオブジェクトを作ればよかったのですが、実は余白部分にオブジェクトを作ってしまい、今からこれが印刷できないだろうかというご相談です。要は、はみ出して作成してしまったオブジェクトをアートボードに入れてやれば良いだけの話です。

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[スライスツール]を選択し

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はみ出した部分の印刷範囲をドラッグで囲みます。

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[オブジェクト]メニューから[アートボード][アートボードに変換]を選択します。

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はみ出した個所に作成していたオブジェクトの領域がアートボードに変換されます。

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プリントアウト時には、「1/2」といった風に現在のアートボードが示されています。すべてで印刷するとアートボード「1-2」の双方を印刷してくれます。

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プレビュー部分で「2/2」に送ると、はみ出した個所のプレビューもキチンと表示されます。
アートボードを利用すると、イラストレーターでもページ物が扱えなくはないようですが、同じAdobe社がページ物の印刷物を作成する事ができるIndesignというソフトを発売しています。冊子などのページ物を作成する場合は、Indesignが1枚も2枚も上のように感じます。
posted by らぼ at 17:50| Comment(0) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月22日

割注を利用してルビが振れません

イラストレーターで、「ルビ」を振りたいと、「割注」を利用したけれど、ルビが振れません…というご相談です。

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イラストレーターで、文字を入力し、その中の「割注」の文字に「わりちゅう」というルビを振ってみます。

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イラストレーターでルビを振るには「割注」を利用するということですが、事前の準備が必要です。割注と言うのは、文字を小さくして1行中に二段で表示させる機能の事を言います。先立って、まずルビに振りたい文字「わりちゅう」を「割注」の前に入力しておきます。更に「割注」の文字の方は、ほぼ倍のフォントサイズにしておきます。他の文字は「14pt」だったのでえ、取り敢えず「28pt」にしておきました。

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ルビ文字と親文字「わりちゅう割注」を範囲選択します。

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文字パネルの右上のメニューボタンをクリックし、「割注設定」を選択します。

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設定のウィンドウが表示されますが、この段階で「プレビュー」のチェックを入れても、ルビの設定にならない…というご相談だったのですが、ウィンドウの左上に「割注」のチェックボックスのチェックが入っていません(笑)!

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チェックを入れたところ、

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ちゃんとプレビューがルビ表示になりました。「わりちゅう」の文字が、二段になって「割注」のルビのように見えています。後は、微調整を少し。

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「割注」の文字を範囲指定して、文字のベースラインを少し下げると、他の文字と位置が揃うようです。適当に倍の「28pt」にしたのですが、若干小さいような気がするので、少しだけフォントサイズを大きくしました。又「行揃え」が「自動」だったので「均等配置」にしました。

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これで、ルビらしくなったでしょうか。

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「割注」を使った、イラストレーターの「ルビ」です。





posted by らぼ at 12:59| Comment(0) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月08日

四角形にハンドルをつける

イラストレーターで、描いた四角形をどうやって選択して「ハンドル」をつけるのか?

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イラストレーターで、四角形を描いて、

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一番左上の[選択ツール]を選んで

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四角形の中にマウスポインタを入れて、クリックSる宇都

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ハンドルが表示されます。

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ワード等では「ハンドル」と呼びますが、イラストレーターでは「バウンディングボックス」と呼ぶらしいです。クリックをしてもバウンディングボックスが表示されない時は、

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[表示][バウンディングボックスを表示]をクリックしてください。

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ハンドル(バウンディングボックス)が表示されるようになります。


posted by らぼ at 17:30| Comment(0) | イラストレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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