2023年07月24日

アウトライン化すると、表内の文字が二重になる

インデザインで作成した表内の文字をアウトライン化したところ、印刷所から文字が二重になっているとの指摘を受けました。なぜ、このような事が起こり、どう対処すればよいのか記録しておきます。

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インデザインでサンプルとなる表を作成しました。

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全選択したうえで、

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アウトライン化の命令を出しています。このまま、選択されている対象をドラッグで移動させてみると、

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確かに、タイトル文字部分は移動して文字位置が変わりますが、表内文字は移動した後に、文字が残っており、これが二重になっている現象です。

これは、何度繰り返しても同じで、表内文字はアウトライン化と同時に、アウトライン化されない文字が残り、アウトライン化した情報を重なっていると、文字が二重になってしまいます。調べてみましたら、インデザインで確認されている現象のようです。

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ここから対処する場合は、表内のアウトライン化した文字を移動させ、アウトライン化していない表内文字を削除し

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空になった表内に、アウトライン化した文字を戻すという面倒な方法をとる必要があります。

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ちなみに全選択で表もオブジェクトとして選択してしまわずに、表内の文字を範囲選択してから、

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アウトライン化したところ、アウトライン化されない文字が残って二重になるというトラブルは防げるようです。一気に全選択して、表内文字も表外文字も同時にアウトライン化する…といったやり方をせず、別途丁寧にアウトライン化する方が手間が省けそうです。



posted by らぼ at 18:05| Comment(7) | インデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月29日

外国語の文字を入力する(3)

もう一つの方法は、パソコンに必要な言語をインストールしてしまう方法です。

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[設定]を開きます。

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「時刻と言語」を選択して

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「言語」を選択すると、「優先する言語」の個所に「言語の追加」が表示されますので、これをクリックします。

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使用したいと思っている言語を選択します。ここでは「ドイツ語」を選んでみました。「次へ」進めると

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インストールの設定ウィンドウが表示されます。「自分のWindowsの表示言語として設定する」のチェックがついていない状態で、インストールボタンをクリックします。

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選択した言語のダウンロードが始まります。

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ダウンロードが終了すると、「優先する言語」に日本語と並んでインストールした言語が表示されます。インストール作業はこれで終了です。

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複数の言語を入れていると、Windowsの通知領域に「言語を切り替える」ボタンが表示されます。これをクリックすると、通常の「日本語」から他の言語に切り替えることができるようになります。

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パソコンのキーボードがドイツ語キーボードに変わった状態です。但し、どのキーを押せば目的の文字を入力できるかというのが分かりませんので、調べる場合は、

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スタートボタンから「Windows簡単操作」の「スクリーンキーボード」を選んでみてください。

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「スクリーンキーボード」とは、上図のような画面がデスクトップ上に表示され、マウスのクリックでその文字が入力できるようになる機能ですが、これを見ることで、どのキーを押せば「ö」「ä」「ß」の文字が入力できるかがわかります。よく使うキーを覚えておけばよいでしょう。「;」のキーで「ö」、「:」で「ä」、「−」で「ß」が打てるのが分かりますね。

posted by らぼ at 09:58| Comment(2) | Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月28日

外国語の文字を入力する(2)

世界中には色々な言語があります。全くどう読んで良いのかわからない文字もありますが、アルファベットを起源として特殊な形の文字が加わったものもあります。

入力中に時々出てくるこのような文字を簡易的に入力する方法があります。



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「ä」は、ラテン文字「a]にウムラウトを付した文字で、ドイツ語、エストニア語、スウェーデン語、フィンランド語などで他のアルファベットと共に用いられます。
これらは「ctrl+:」を押した後でそれぞれのアルファベットキーを押すと簡単に入力することができます。


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「ß」はエスツェットと呼ばれ、ドイツ語の正書法でアルファベットに加えて使われます。
「Ctrl+&(Shift+6)」を押した後で「s」を押すと入力できます。

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「á 」は「a」にアキュートアクセントを付した文字で、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、チェコ語、スロバキア語、アイスランド語、ハンガリー語等で使われるそうです。
「Ctrl+’(Shift+7)」を押した後で「a」を押します。


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「ã」は「a」にチルダを付した文字で、ポルトガル語やアルーマニア語、グアラニー語、カシューブ語、ベトナム語などに出てきます。(もう言語自体が分からないものが出てきています。)
「Ctrl+〜(Shift+^)」を押した後で「a」を押します。


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「â」は「a」にサーカムフレックスを付した文字で、フランス語、ポルトガル語、ルーマニア語、ウェールズ語、ベトナム語等で使われます。
「Ctrl+^」を押した後で「a」です。


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「ç」セディーユと呼ばれ、フランス語に出てくるようですが、これがあると発音が変わるとか。この記号は「c」にだけつきます。
「ctrl+、」を押してから「c」です。

以上、特殊でありながら、それでも使う機会が多い(?)文字は、簡単な入力方法が用意されていますので、使う機会が時々ある…という場合は、入力法を覚えておくと便利です。
posted by らぼ at 13:18| Comment(0) | ワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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